マグニチュード7級の地震と5メートル以上の津波を想定した防災避難訓練が15日、愛媛県松山市中島大浦の松山北高校中島分校であり、全校生徒と近くの中島こども園の園児ら計約100人が身を守る方法を一緒に学んだ。
 分校では地震発生を知らせる校内放送があり、生徒は机の下に待避。地震が収まると校舎の外に出て指定避難所に向かった。途中、園児たちに出合うと、おんぶして約200メートル先の市中島総合文化センターへ急いだ。
 高野昌志分校長は「地震が起きると瓦屋根や壊れたブロック塀で道がふさがれスムーズに避難できるか分からない。日ごろからどの道を通ることができるか考えてほしい」と講評した。